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ファミレスにたむろする高校生的な。

あ、あの人パンツ見えそう。

眠い。

うめぇ。

お前、何一人だけ食ってんの。

やべ、超ねみぃ。

あ、あ、もうちょい。あと3センチ。

うめぇ。

俺にも食わせろよ。

………。

お、おぉ…!

うめぇ。

お前食うぞコラ。

やべ、一瞬寝てた。

…ッだよ!スパッツかよ!

へいわ


みたいな。

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正義の見方

一般的に「正義」というと、弱きを助け強きをくじく…と、そんな感じを想像するんじゃないでしょうか。
うん、確かにそれは正しいのだろうと思う。

だが、ここで問題となるのは何が強くて何が弱いのか。
はたまた何が正義で何が悪なのか。

そこんトコが人によって千差万別。
かなり曖昧な感じなワケですよ。
十人十色の恋模様なワケですよ。

その違いによって人は争ったり認め合ったり傷ついたり傷つけたり泣いたり笑ったり喜んだり悲しんだりダーリンダーリンなワケですね。

先日のコト。
俺は電車に揺られていました。

農作シーズンが訪れると堆肥臭…すなわちウンコ臭が凄まじい田舎に住んでいる俺ですから、普段の移動手段はもっぱら車。
そんな俺が電車に乗るなんてのは、かなり珍しいコトでしてね。
学生の頃は通学のために乗ったりしてましたが、社会人となった今ではめっきり電車に乗るコトは無くなっていました。

慣れないコトはするモンじゃない、なんていいますがコレほんとそうだと思う。
なんか大人になってから電車乗ると、大抵ロクな目に合わない。

ヒールに踏まれたり、マーライオンばりの酔っ払いゲロを紙一重で避けたり、ケツ揉まれたり、誰かがこいた屁のニオイで腹減ったり、その屁をまるで俺がこいたみたいな雰囲気にされたり。

とにもかくにもロクな目に合わん。男のクセにケツ揉まれるとは何事か。
そんなワケでその日もやはりロクな目に合わなかったワケです。

その日、飲み会に誘われた俺は代行呼ぶのをケチるために電車で会場へと赴くコトにしたのです。

さて、目的の駅まであと2駅。
時間にして約10分くらいですかね。

まぁ、ここまで来て包み隠すのもアレですからズバッと言いますが、私うんこしたくなりましてね。
それがまた戦後最大級といっても過言ではないほどの垂直直下型便意なワケですよ。

あぁ、なんで俺は乗車前にトイレに行かなかったんだ。
いや、そもそもなんで俺は今トイレ行きたくなるようなタイミングでメシ食ったんだ。
6時間前の俺死ね!クソ!うんこだけに!うまいコト言った!

しかし、来てしまったモノは仕方ない。
来るモノは拒まず、去るモノはフランソワーズ。
問題はこの状況をどう生き伸びるかだ。

またこの電車の絶妙な揺れ具合。
残業明けの疲れた体にゃナイスな揺りカゴとなるのでしょうが、ケツに爆弾を抱えた我が身にゃデンジャラス。死へのトラベル。ケツがトラブル。クラシアンでも手の施しようがない。

どっこい俺は男の子。
男の子は耐えなければならん。
男には自分の世界がある。
たとえるなら空をかける一筋の流れ星のような腹痛。
マジどうしようもない。

気の遠くなるような時間。
俺は耐えて耐えて耐えられて耐えたりした。
一体、何が俺を支えてくれていたのか。
これまで危機を乗り越えてきた経験か、社会人としての責任か。
とにもかくにも俺は耐えた。耐え切ったんだ。

しかし、まだ戦いは終わっていなかった。
そう、ホームからトイレへと移動をしなければならない。

なぁに、ホームからトイレまで大した距離じゃない…楽勝さ。こんな局面、今までも幾度かあったじゃないか。そのたび俺は乗り越えてきたんだ。ある時は順番待ち、ある時は渋滞中。動くに動けないあの状況より何倍も楽さ。そうだろう?【まー】!

でも歩くとケツが爆発しそうなの。
ケツっていうか、ケツから出そうな邪悪なモノで俺のパンツが爆発しそうなの。
もう変な汗でてるもん。すごいベタつきそうな汗でてるもん。

しかし、動かなければ始まらない。
っていうか、早く動かんと次の駅へと発車してしまう。
そうなったら俺のケツも発射してしまう。

さぁ、ゆっくりだ…。歩く事だけ考えろ…。そう、右足を上げ…ゆっくりと前へ…。そうだ、ゆっくりだ…慌てなくていい…。そして右足を下ろせ…あくまで慎重に…だが確実に…。一歩ずつ一歩ずつ…踏みしめるように…大地をその足でつかみながら…前へ…前へ…!

はたから見ればなんと滑稽な姿だっただろうか。
腰が引け、汗がにじみ、なぜか顔には笑みを浮かべ、内股でひょこひょこ進むその姿。

だが、これが俺の戦いだ。「なんだアイツ」と笑わば笑え。
平々凡々と日々を浪費する貴様らに、俺の戦いが理解できようハズがない。
そうさ、これが俺の生き様さ。

「うんこを漏らさない」

それが俺のデターミネーション。
この薄ら寒い世の中に残された唯一の正義。
自らのパンツを守る事、それが社会責任。大人のマナー。
そいつが俺の揺るぎない正義だ。

とかなんとか言ってる間に早く行けや、俺。
うんこ出るよ、マジで。

さて、そんな俺の前にヤツが姿を現した。
ヤツの名は階段。

普段は何の気なしに上ったり下ったりしている階段だが、今日は俺の方が下っている。腹がな。
永遠とも続くように思える階段に、なぜか猪木ヅラで足をかける俺。
もしここで誰かが俺に少しでも触れようものなら、延髄を蹴り飛ばしていたコトだろう。色々洩れながら。

しかし、なんというか、駅に到着してからうんこガマンしてたのが功を奏した。
俺がうんこガマンしてる間に電車を降りた人々のほとんどが既に駅構内へと消えていたのだ。

今こそ好機。
千載一遇のチャンスだ。
はらたいらに5千点だ。
お茶の間も大盛り上がりだ。

ゆっくりと階段を登る俺。
一段一段、自らの身に巣食う悪魔(うんこ)の鼓動を抑えながら歩を進める。
さぁ、もう少し…。階段の先にあるトイレ、そこが俺のユートピア。そこが俺の約束の地だ。そこで【まー】御一行はめでたく旅の終焉を迎えるだろう。いや、飲み会があるんだけどな。

「────!」
『───ッ!』

と、うつむきながら階段を登っていた俺の耳に、何やら騒ぎ声が聞こえてくる。

「周りの迷惑を考えて欲しいと言ってるんです!」
『あなたには良心というものが無いんですか!』

なんだ?
こんな公衆の面前で口ゲンカしてやがる。

額に浮かんだ汗を拭いながら顔を上げる。
なにやらスーツを着たサラリーマン風な男と、いかにも教育ママちっくなオバハンが口論しているようだ。

だが、俺の目を引いたのはその二人ではない。
二人が口論する横でおろおろとしている少年。
おそらくオバハンの息子なのだろう。

少年は車椅子に乗っていた。

知らない人を相手に激昂する母親。
それに負けじと食って掛かる男。
そしてそれを取り巻くギャラリー。

それらが少年にどのような感情をもたらすのか…。
ひざ掛けの上で震えるように握り締めた両の手が、少年の心情を如実に物語っていた。

その震えを取り除いてやるべき人間、つまりは母親はというと…相変わらず男との口論に夢中。一体何をそんなに話しているのか。
その会話内容から察するに、事の発端は少年にあるらしかった。

どうやら少年は、階段のスロープを自分ひとりの力で車椅子を動かして登りたかったらしい。
だが、少年はどう見ても小学生。進む速度はたかが知れている。ましてや電車が到着したばかりで混雑している階段…恐ろしく混むのは必然だったろう。
それをリーマンが見咎め、「車椅子の練習は然るべき場所でやってくれ」と一言放ったということだ。

母親は「障害者が一人で行動しようとする邪魔をするな」と言い、男は「だからといって健常者の行動を邪魔していいのか」と言う。

なるほど、どちらの言い分も分かる。
正義と正義がぶつかりあい、火花を散らしている。

だが、その横で。
少年の小さな手は震えている。

母親の正義。男の正義。
彼らの正義は、小さな少年に恐怖を与えている。

本当にそれがお前らの正義なのか。
少年を恐怖に震えさせる事がお前らの正義なのか。

俺は震えた。
怒りでも悲しみでもない。

気がつけば…俺は一歩踏み出していた。
ギャラリーの中心、母親と男がいる方向へと。

「すいません」

俺の声が二人の論争を割る。

男が口にしかけた言葉を止める。
母親は俺を睨みつけるように見る。
興味深々と言った様子でギャラリーが俺に注目する。

俺は深く息を吸い…言い放つ。

「そこをどいてください。うんこが漏れそうです」

もうね、ホント無理だったんよ。マジで。だってケツ汗かきすぎてパンツびっしょりだったもん。あのね、何がいいとか悪いとか関係ないのよ。ただうんこしたいだけなんよ。彼らが揉めてる向こう側のトイレに入りたいだけ。障害者がどうとか健常者がどうとか真剣にどうでもいい。正義とか悪とか関係ない。

そんな俺の純粋すぎる想いが通じたのか、トイレから出てきたら誰もいませんでした。うん、やっぱケンカは良くないな。平和が一番だ。

身も心も軽くなった俺は一人そう頷き、浮かれ気分で飲み屋へと向かい、飲み屋のキムチに当たって、うんこガマンしながら帰宅するのでした。
どうなってんだ、クソッ!うまいコト言った!

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